審判

本当に望むべき高次な世界へ

【審判】は最後の審判をモチーフに描かれています。

天使のラッパを合図に死者たちが甦ります。その時イエスが再び現れ、甦った死者たちはイエスの前で裁きを受けます。その裁きによって地獄に行くか神の国に入れるかが決まります。生前神の御心に従った人は神の国に入ることができます。

生前に神の御心に従っていれば、いつかラッパが鳴り響いた時にイエスに会え、神の国に入ることができます。神の御心に従っているのなら、死はイエスに出会うために、神の国に入るために、通らなければならない、しかし一時的なものです。神の御心に従った日々を過ごせば、死は私たちが本当に望んでいる楽園への入り口なのです。

私たちは時に、まるで死だような日々を送ることを強要されます。しかし、そのつらい日々を経験しなければ本当に望む幸せな所へはたどり着けません。今つらい状態、死んだような状態にあっても恐れないことです。
しかし、ラッパは必ず鳴ります。本当に死んだように過ごしていたら、ラッパの合図に気づけずにチャンスを逃してしまいます。コンセントを抜いてしまったビデオはいくらタイマーをセットしても録画ができません。自分の主電源を切ってはなりません。

【審判】は徳を積み重ねれば、必ず自分が望む最高の場面にたどり着けることを教えてくれます。

絵の解説

ラッパを吹く赤い羽根の天使と甦った死者たちがいます。

あなたはラッパの合図と共に甦りました。
この後、現れたイエスの前であなたは裁きを受けます。
生前神の御心に従っていたのなら、神の国に入れます。
悪事を働いていたのなら、地獄行きです。

あなたは今までとても長い間つらい時を耐えてきました。
しかしつらくても自分の目的、進んできた道に誇りと自信を持っていました。
いつか合図のラッパが鳴り、自分にとって最も望むべき世界にたどり着けることを、あなたは信じていました。

さあ! 今、そのラッパが鳴り響きました。
あなたが本当に望んでいる場面に出会う時がきたのです。
自分を奮い立たせ、堂々とこの場面に自分を送り出しましょう。
自分がしてきたこと、進んできた道に誇りと自信があるあなたなら、何も恐れることはありません。

正位置 : ずっと思い秘めていたことを具現化する時です

過去の取り組みが評価されます。
不本意なこと、つらいことは解消します。しかしあきらめていたら、解消するチャンス、タイミングに気づきません。
何も恐れることはありません。自信を持って自分を登場させましょう。
あり得ないと思ったら、チャンスを逃します。
自分の意識改革無くして現状を好機に変えることはできません。
自信と誇りを持てる今を過ごさないと、未来へはつながりません。

逆位置 : 過去に戻って出直しです

過去においてやり残したことがあるのなら、過去に戻って出直しです。
悪事を働いたら、本当に望む場面にはたどり着けません。いつか必ずしっぺ返しがきます。
今はつらいかもしれませんが、これを経験しない限り本当に望んでいる場面にはたどり着けません。今どんなにつらくても腐らないことです。