金貨2
まずは提供してみましょう
絵の解説
あなたは2枚の金貨を上手に操っています。おどけた調子で綱渡りをしているようにも見えますが、粗末な衣装を身につけたあなたの生活は今、綱渡り状態なのかもしれません。
「僕は芸人、キミたちが楽しんでくれれば僕は満足さ。キミたちが喜ぶのなら、僕は自分がどんな状態だって受け入れられるよ。」
あなたがどんな状態でも、芸人であること、笑いや楽しみを提供することを忘れなければ、2枚の金貨は無限の力となります。
あなたが提供した分は必ず返ってきます。今貧乏なら、それなりの生活をすればよいのです。しかし自分が提供するべきものを忘れなければ、いつか必ず返ってきます。
あなたの前にはまだ観客がいません。今あなたは訓練に励んでいますが、あなたはどんなに苦しくても、みんなの笑顔を思い描けばいくらでも練習ができます。
遠くに荒波にもまれた船が右に向かって進んでいます。荒波にもまれていても、船は沈むことなく左から右へ進んでいます。どんなに波が荒くても、自分の課せられた仕事を全うすれば前に進んでいけるのです。
いずれあなたは一人前の芸人になり、この船に乗り海外公演に旅立ちます。
正位置
生活が苦しくても、自分が課せられた仕事を全うするのは楽しいことです。そして自分が提供したものは必ず返ってきます。最初のリターンは少なくても続けることです。
まずは提供することです。相手に喜んでもらうことです。そこから始まります。提供している間は目に見えた利益になっていないかもしれません。ですが相手に喜んでもらえれば必ず大きな見返りがあります。人生の報酬は後払いなのですから。
どんなにつらくても続けることです。一人前になった時に大成します。
期待している何かがあれば、それはとても楽しいものとなるでしょう。
盛り上げ役を買って出ましょう。
デートの時の勘定も彼にばかり出してもらっていないで、たまにはあなたが出しましょうね。
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